HTML文書で実際にブラウザに表示される部分を記述するのがbody要素です。
しかしbody要素に直接文字を入れることは出来ず、何らかのブロック要素に属していなければなりません。
各解説ページの一番最上位の見出しに〜要素とありますが、これは分かりやすく分類するためにつけたこのサイト独自の言い回しですので、他では使用しないように。
ブロック要素とは、見出しや段落、リスト、テーブルといった文章構造の基本となるような単位を指します。
body要素の中には少なくとも1つのブロック要素が必要で、直接インライン要素や文字を書くと勧告に準拠していないページとなってしまいます。
ブロック要素にはブロック要素、インライン要素、文字列を含ませることが出来ますが、例外も存在しますし、ブロック要素に見えないものも存在します。
ちなみにhtmlやhead、bodyはブロック要素ではありません。
HTML4.01(Strict)の主なブロック要素は以下に示すとおりです。
要素名 | 簡単な説明 |
---|---|
h1〜h6 | 見出しを作成します |
p | 段落を作成します |
ul | リストを作成します |
ol | 番号付きリストを作成します |
table | テーブル(表)を作成します |
pre | 書式情報付文書を作成します |
blockquote | 長い引用文を作成します |
div | 他のどの要素にも当てはまらないグループをブロック要素化します |
address | アドレス情報を作成します |
hr | 水平線を作成します |
インライン要素とは、ブロック要素内の一部の文字列を修飾するために使用します。
インライン要素があるためHTMLは完全な文書構造を表しにくくなってしまっているのですが、きちんと使用すればインライン要素は便利です。
インライン要素にはブロック要素を含むことが出来ず、インライン要素か文字列を含むことが出来ます。
しかしimg要素やbr要素は空要素と呼ばれるもので、閉じタグが存在しないのでこれらの要素は何も含ませることが出来ません。
HTML4.01(Strict)の主なインライン要素は以下に示すとおりです。
要素名 | 簡単な説明 |
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a | ハイパーリンクを作成します |
img | 画像を埋め込みます |
code | コードの断片を作成します |
em | 強調文字列を作成します |
strong | 強調文字列を作成します |
q | 短い引用を作成します |
span | 他のどの要素にも当てはまらない文字列をインライン要素化します |
br | 強制改行します |