(速ければ良い?)
人間の要求は、飽きる事がないようです。 昨日まで速いと思っていた最新型パソコンが、新製品の展示品をさわってみると遅く感じ始め、’イイナー’から’ホシイナー’に変わって行きます。 ”これだけの事がしたいから、ここまでの速さがあれば良い。”と思えば良いはずなのですが。 ( ちなみに、この原稿はIntel386マシンのノートパソコンの上で、一太郎Ver.4.3を用い書いています。 私の原稿を書く速さは386マシンより速く書けないので、これで十分。 )
半導体の処理速度は、速いにこした事がないと言うのは、多くの人が認める事の一つだと思います。 パソコンの処理が速くなるだけでなく、携帯電話や将来のディジタル・テレビ時代に予想される膨大な画像データ処理速度の向上が期待できます。
今回は、半導体の中の電子の速度について考えてみましょう。 ウサギの速さと言うよりは、カメの遅さでゆっくりと。 先ずは、最初の一歩を、ヨイショッと。