(不純物: みんなと違う)

  全体を大事にする社会は”同じ”である事を望み、個を大事にする社会は”他の人といかに違う点を持っているか”を望みます。 少数派は、時には異端として冷たく扱われたり、組織を活性化するために働き歓迎されたりします。

  半導体の中の不純物は、半導体の原子の中では、言わば、少数派です。 だいたい百万個の半導体原子の中に、一個の割合で不純物原子がある事になりますから、'6超'少数派といえます。 この不純物原子は、半導体の中で、一体どのように’貢献’もしくは’おじゃま虫’として働いているのでしょうか。

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