(絶対に正しいことは絶対にない!)
信じれば、救われる。 これは、人類の産みだした偉大な発見の中でも、ベスト3に入るとおもいます。
目に見えない、実際に体験できないのに、すぐに分かった気がするものと、そうでないものがあります。 おそらく、”常識”というフィルタがそれらを選別しているのでしょう。
「5Kgと10Kgのものを比べたら、10Kgのものの方が2倍重い。」 このことは、日常生活では正しいといえます。 ニュートン(Newton)の運動方程式から、明らかです! 但し、どちらか一方が、非常に高速に運動するとかわってきます。 アッカンベでおなじみの、アインシュタイン(Einstein)は、非常識にも(!)「質量は、速度で変わる。」などと言いました。 この効果が実際に感じ始めるのは、光の速度の約十分の一程度以上の、とんでもなく速い速度です。 光は一秒間に約300,000,000mも進みますから、その十分の一でも驚異的な速度です。 アインシュタインがこの考え方を発表しても、その考えを理解できる常識に縛られない人が少なかったそうです。 その後、実験でその理論に矛盾がないことが分かってくると、アインシュタインの考え方から予測される結果が実験で確かめられ、誰もが、アインシュタインを”天才”とあがめ始めました。 狂人から無事天才へと変身できたアインシュタインは、幸せな天才でした。
今、アインシュタインが間違っているというと、「あなた常識がないね。彼は、絶対!正しいの知らないの。」という人が回りに、5人はいるでしょう。 次の天才があらわれるまで、その人達は言い続けるでしょう。
絶対に正しい科学的的事実なんてありません。 多分。