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授業風景

1年生

入学して、いきなり難しい専門科目の
授業がたくさん出てきて大変!!
ということはありません

 1年生では高校1〜2年生と同程度の授業がほとんどで専門科目としては「実験」と専門科目を学ぶための準備にあたる科目である「生物応用化学序論」、情報処理の3つを学びます。

 高専では1回の授業時間が90分になるので、初めは少し戸惑うかもしれませんが、途中で休憩を入れてくれる優しい先生もいるので、じきに慣れることでしょう。
 数学・物理などの化学・生物以外の理科系科目はもちろん、将来自分の研究や仕事を周りにうまく伝えるためには国語や英語の力も必要になります。
 これら文系科目も、専門科目同様に大切です。
  



2年生

じょじょに専門科目を学ぶ機会が増えていきます

 2年生では、高校2〜3年生に相当する科目に加え、専門科目の中でも基礎的な内容の授業が少し増えてきます。
 シラバスをみてもらうと、「○○化学」という  名前の科目がありますね。


「有機化学」では生物の成分に近い炭素原子を含む物質、「分析化学」では物質をつくる成分を分析するための原理・方法を学びます。

 どれも1・2年生で学ぶ高校レベルの化学が土台になっています。



3年生

ここから専門科目を学ぶ機会が
一気に増えていきます

 3年生になると「○○工学」という名前の科目が現れます。これらの科目では、数学・化学・生物などの知識を活かした、社会の役に立つ技術について学びます。
 将来技術者としてこれらの技術を使いこなし、あるいは新しい技術を開発するために必要不可欠な科目です。

 また、技術者としての姿勢を養うために「技術者倫理」のe-Learning (インターネットを用いた講義)が始まります。
 3年生を修了すると、社会的には高校卒業と同じ扱いになります。ほとんどの学生は引き続き4年生に進みますが、ここから大学や短大・専門学校に進学する学生も稀にいます。



4年生

コースに分かれて
さらに専門的な授業が始まります

 4年生から「応用化学コース」と「生物化学コース」に分かれます。
 両方のコースに必要な知識をコース共通の科目で学んだ上で、コース別の科目でより専門性の高い知識や実験技術を学ぶことができます。

 また、4年生では「創造工学」といって、学生が自分で課題を設定し、それを解決するためにチームで取り組んでいくという科目を受講します。
 ここで培った課題設定力と解決力は、高専祭での学科展示や化学マジックにも生かされているようです。
 またほとんどの学生が、夏休み中に企業などで就業体験を積む 「インターンシップ」に参加します。



5年生

5年間の集大成!卒業研究

 最終学年である5年生では、講義と実験に加え、高専で学んだ5年間の集大成として卒業研究に取り組みます。ここでは答えの分かっている課題ではなく、教員による指導のもと、未知の研究テーマに学生が挑み、得られた成果を卒業論文や口頭発表などを通して報告します。

 卒業論文の提出をもって、生物応用化学科の全課程が終了となります。

 卒業後の進路は、企業への就職や大学編入・専攻科進学とそれぞれの道を歩んでいきます。



卒業後の進路

 生物応用化学科を卒業した後の進路を大別すると「企業への就職」「大学への編入学・専攻科への進学」の2つになります。
 近年では就職希望者と進学希望者との割合はだいたい半々です。

 就職を希望する学生の多くは、生物応用化学科に対する求人の中から就職試験を受ける企業を選びます。
 求人企業の種類は化学工業、紡績、化繊工業、電子工業、製紙、印刷、ソフトウェア、医薬、化粧品、食品、発酵など多岐にわたっており、卒業生は様々な分野で活躍しています。

 大学への編入学は、高専卒業後、大学3年生(一部の大学では2年生)として入学することで、現在ではほとんどの国公立大学の理工系学部で高専からの編入生を受け入れています。

 専攻科とは学科を卒業後、さらに2年間高専でより高度な知識や技術を学ぶ課程のことです。
 専攻科を修了する際、大学評価・学位授与機構の審査に合格していると、大学卒業と同じ資格を得ることができ、その後大学院に進学する学生も多数います。

 実際に生物応用化学科の卒業生がどんな企業に就職したか、どこの大学に合格したかについては過去5年間分の進路状況(進学・就職)をご覧ください。

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生物応用化学科

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