2015年12月07日
11月13日(金)から14日(土)にかけて開催された日本分析化学会中部支部主催の「分析中部・ゆめ21」若手交流会第15回高山フォーラムにおいて、本校生物応用化学科5年橋本佳歩さん、専攻科応用物質工学専攻2年渡邉励人さんの2名が、ポスター発表優秀賞を受賞しました(指導教員:生物応用化学科 甲斐穂高助教)。
高山フォーラムでは、東海北陸地区の大学生・大学院生・高専生が約70名参加し、各自の研究成果をポスター発表しました。ポスター発表では、発表者が審査員に研究の目的・方法・結果・考察を説明し、質疑応答を中心に熱い議論が展開されました。今回のフォーラム全体では、橋本さんや渡邉さんら10名が表彰されました。
橋本さんは「次亜塩素酸中和電解水が金属の腐食に及ぼす影響」のテーマで発表し、酸性電解水とアルカリ性電解水を任意の割合で混合した数種の中和電解水が金属の腐食に及ぼす影響について、金属腐食の度合いと金属表面の画像解析からこれらの関係性を明らかにしたことを発表しました(共同研究:材料工学科 黒田大介准教授)。
渡邉さんは「可溶化菌を用いたBDF排水処理の確立」のテーマで発表し、脂質成分を含む排水を有機物分解能力が高い可溶化菌で浄化する際の温度とpH等の最適条件を明らかにし、可溶化菌による水処理手法の有効性について発表しました(共同研究:生物応用化学科 澤田善秋教授)。
学会発表での経験をもとに、今後のさらなる研究の発展と受賞学生の活躍が期待されます。