2014年08月27日
8月3日(日)に、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開かれた「Ene-1 GP SUZUKA」にて、本校が地域の未来を担う科学者・技術者の育成として取り組む「みえサイエンスネットワーク」のみえサイエンスジュニアチームWhiteが電池自動車の「KV40チャレンジ」の中学生部門で大会初の3周完走を果たし、初優勝しました。また、Redチームの3Dブロックカーが「デザイン賞」受賞しました。更に、電池自転車の「KV-BIKE」でもチームLink_1が中学生部門で優勝(総合3位)の3つの快挙(7賞獲得)!を果たしました。中学生が出場したのは充電式の単3電池40本を動力源とし、鈴鹿サーキット国際レーシングコース5.807kmを3周する「KV-40チャレンジ」のうち車両重量35kg以上の「KV-2クラス」と、本年度から開催されたタイムアタックと1時間耐久からなる「KV-BIKEチャレンジ」。地域自治体、鈴鹿サーキット、(株)ギルドデザイン、桑名ものづくりプロジェクト、(株)デコ、鈴鹿モータースポーツ友の会、鈴鹿高専の教職員・学生等の支援を得て、KV40に4台、KV-BIKEに5台出場しました。
・第一の快挙は、中学生部門大会初となる完走&初優勝
電池自動車の「KV-40チャレンジ」には大会最多の85台が出場し、「みえサイエンスジュニア」チームは三重県内16の中学校38人の中学生からなり、5月からギアの取り付けや運転技法を学び、4台で大会に挑みました。その結果、チームWhiteが中学生部門で大会初となる完走を果たし、初優勝を獲得、総合でも85台中18位の好成績を収めました。
・第二の快挙は、2年連続「デザイン賞」受賞
チームRedが「デザイン賞」を受賞しました。これは白子幼稚園・白子小学校・白子中学校と連携し、アーテック社の3Dブロックで夢の電池自動車を作るというユニークな車体の作り方とデザインが高く評価されたものです。3Dブロックカーは白子幼稚園の子供達の声援に応えメインストレートを駆け抜けました。昨年度のチームBlackに引き続き2年連続受賞となります。
・第三の快挙は、KV-BIKEチャレンジ「総合3位」受賞
電池自転車の「KV-BIKEチャレンジ」には一般・高校生など15台が出場する中、みえサイエンスジュニアチームから5台が初の大会に挑み、みえサイエンスジュニアチームLink_1が総合3位、Link_5が4位、Link_3が6位、Link_4が7位、Link_2が10位と上位を占める結果となりました。中学生部門では優勝、準優勝、3位を独占しました。中学生部門3位のLink_3は、「桑名ものづくりプロジェクト」との連携によるもので、子供達と地域との絆(Link)をより強くすることが出来ました。
中学生チームを代表し、久居中学校の技術部部長の奥川幸人さん(3年生)は、「エネワンGPに3年連続出場し、3年目の今年、念願の完走ができて本当に嬉しいです。多くの友人と多くの技術を学ぶことが出来ました。また、みんなで多くの賞を獲得することが出来ました。今後、後輩達に是非引き継いでもらい、もっと上を目指してほしいと思います。できれば、来年は、高専で支援が出来ればと思います。これまで支援してくださった、みえサイエンスネットワークの皆様、ご父兄の皆様に感謝いたします。」と語りました。