2014年01月31日
1月29日(水)に、平成25年度知的財産教育「課題研究(創造II)」の活動発表会が本校で開催されました。
この課題研究(代表者:大津孝佳教授)は、本校知的財産分科会の取り組みとして、知的財産教育を通じて問題発見・問題解決能力の向上を目的としてー昨年度から開講したもので、今年度は1年生から5年生計22名の学生が、本校知的財産分科会の教員と外部講師の指導のもと、アイデアの創生、パテントコンテストへの参加、試作・実験を通じた効果の確認、特許検索の方法、更に明細書の作成について、主に水曜日の放課後、約1年間に渡って学んできました。
本年度のテーマは「創造II」。新しい発想法として「TRIZ(発明問題解決の理論)」を学びました。地域企業からの課題にアイデアで挑戦した1年生、新しい製造方法や実際に形にして検証する3年生、昨年のアイデアを更にブラッシュアップした5年生など、第3期生22名は自らのアイデアを試作や実験、更に明細書の形にして、成果報告会に挑みました。本年度の校内パテントコンテストで最優秀賞の松田圭右さんや、全国パテントコンテストで入賞しINPIT理事長賞を受賞した松田雄貴さんも発表を行うとともに、参加学生達に経験を語りました。
発表会には地域連携での有識者として、三重県産業支援センターの箕山修氏、三菱電機エンジニアリング㈱で本校非常勤講師の神戸先生にも参加頂き、熱心に御討論頂きました。箕山氏からは「昨年より試作や実験データが多く、非常にレベルが上がっています。出願に向けて、協力させて頂きます。」、神戸先生から「身近な課題に取り組み、更に公知例の調査をしっかりとすることを今後も続けましょう。」、との御講評を頂きました。