2013年01月15日
昨年12月1日(土)から今年1月6日(日)にかけて、鈴鹿高専の創造的活動教育の一環として、電気電子工学科4年生刀根大輝君と三谷卓矢君による、創造工学(自ら設定したテーマに取り組み解決や創造をする授業科目)で製作した作品「ファンタジックなGive me five!」をTOKIWAファンタジア2012に出展しました。
TOKIWAファンタジアとは、山口県宇部市のときわ公園内遊園地で開催されるイルミネーションフェスティバルで、イルミネーション作製を通して、ものづくりの楽しさを知ってもらい、科学技術の理解増進を図ることを趣旨として開催され、全国の大学や高専などからの作品も展示されます。本校も昨年度に出展しています。
今年度出展した本校の作品は、昨年度の電球型プラズマボールの課題を改善し、高輝度化に挑戦したもので、高周波回路、高電圧発生、放電、プラズマ、シーケンス制御とこれまで高専で学んだ技術を駆使して、幻想的な光を放つプラズマタイプのイルミネーションのオブジェを実現しました。約1カ月に渡る長期間での貴重なフィールド実績が確認出来、ものづくりの醍醐味を体験することが出来ました。
また、12月22日(土)には大学生と高専生による交流会が行われ、未来の価値創造型のエンジニアの夢が語られました。指導教員の大津孝佳教授は「山口大学の崎山先生、本校電気電子工学科の奥田先生、柴垣先生、山田技術職員のご協力により、2年続けて出展することが出来ました。本校の創造工学の作品をより多くの方々に知って頂くとともに、学生達もそこから多くのことを学んで欲しいと思います」と語り、また参加した学生達からは「放熱を含めた長期信頼性の確保の為の改善、装置の取り扱いマニュアルの作成など、これまでに体験したことのない貴重な経験が出来ました。また、交流会でも先輩方や同年代の大学生、高専生らからいろいろな話が聞けて、大変参考になりました」と、一段と成長した姿が見られました。