2013年01月11日
12月25日(火)に、科学技術振興機構(JST)の科学技術ネットワーク事業の一環として鈴鹿高専が運営する「みえサイエンスネットワーク」は小中学生を対象に「ウインターサイエンスツアー2012」を開催しました。
このイベントは、科学技術振興機構(JST)の科学技術コミュ二ケーション事業地域型の一環として地域企業と自治体と高等教育機関が連携して、地域を育てる未来の科学者・技術者の育成を目的として開催したものです。今回で3回目のサイエンスツアーとなり、鈴鹿市を始め三重県内から60名の小中学生と保護者がツアーに参加しました。
今回のテーマは「化学とエネルギー」。出発前に教養教育科の山崎賢二准教授による化学の予習を行い、バスの中で同校学生(サイエンスリーダー)によるサイエンスクイズで予備知識を蓄えた後、旭化成株式会社で、同社製の「サランラップ」が出来るまでの工場見学を実施しました。
午後は本校にて、創造的プロジェクト活動(ロボコン、エコカー、プロコン、小水力発電)を紹介し、JA鈴鹿(鈴鹿農業協同組合)の川手洋正氏による「農業と科学のお話」、同校生物応用化学科の平井信充講師による「サランラップのバリアー性を実感しよう」「サランラップと炎色反応」、同電気電子工学科の大津孝佳教授による「サランラップに溜まった電気でLEDは付くか」「太陽光で充電して光るエコライトを作ろう」といった講演や実験が催されました。
また鈴鹿市内のラジオ局「Suzuka Voice FM」による生中継も行われ、更に夕方には「エネルギーを考えナイト」と題したクリスマスイルミネーションが行われるなど、「化学とエネルギー」のテーマに沿って、科学一杯の一日となりました。
参加者は「サランラップの作り方や特徴が良く分かりました」「このようなイベントは他にないので、是非次回も参加したいです」と目を輝かせていました。