2012年04月06日
3月3日(木)に、中央電気倶楽部(大阪)で開催された電気学会関西支部平成23年度(第19回)高専卒業研究発表会において、鈴鹿高専5年の見並憲さん(電気電子工学科・大津研究室)が、「ハードディスクドライブのグラウンドからの静電気放電の影響」と題して発表し、論文発表賞を受賞しました。ハードディスク用の磁気ヘッドの静電気耐力は非常に弱いが、システムレベルでの対策を施すことで、システムでは静電気で壊れないことをモデルと実験で示したことが評価されたことによるものです。
電気学会関西支部が主催する同発表会は、若手会員層へのサービス提供および技術系教育界との交流を目的に、近畿地区及び近郊の工業高等専門学校の学生対象とした卒業研究発表会を開催しています。23年度も22件の発表があり、熱心な議論がなされました。
発表会を終えて見並さんは「他の高専の方々の活躍ぶりを拝見し、非常に参考になりました」と来年度の専攻科に向けての気持ちを新たにしました。