2019年12月05日
11月29日(金)に、東京ステーションホテルにて、2019年度(第50回)大倉和親記念財団表彰金・研究助成金贈呈式が開催され、材料工学科の和田憲幸教授に助成金が贈呈されました。
大倉和親記念財団は、出資者である大倉しげ子氏の夫の故大倉和親氏が全生涯をわが国の陶磁器工業の近代化に捧げ、科学技術の振興に尽くしたその志を受け継いで、セラミックス及びこれに関する分野における科学技術の振興を図り、もって経済社会の発展と国民生活の向上に寄与することを趣旨として設立されたものです。
それに従ったセラミックスおよびガラス分野へのこれまでの貢献と、今回申請した「色弱者対応赤色LED用赤色蛍光体となるMn2+含有リン酸塩ガラスのIn2O3による低融点化と高輝度化と耐水性の評価」の研究テーマが評価され、助成金の獲得につながりました。
この助成金は、和田教授の研究活動を支援するためだけでなく、本校の研究力の向上、学生の育成及び日本セラミックス協会の「夢ロードマップ」のエネルギー分野の研究、さらには文部科学省のナノテクノロジー・物質・材料科学技術の発展と、国民にその成果を還元するために活用される価値のあるものだと考えられます。
<リンク>
・材料工学科<http://www.suzuka-ct.ac.jp/department/department_index/mse/>
・大倉和親記念財団<https://www.okura-kazuchika.or.jp/>