デジタルサイエンスおよびICT関連の学会であるKES Internationalが主催する国際会議「KES 2024」が、2024年9月11日から13日までスペインのセビリアにて開催されました。本会議では、e-learning高等教育連携を推進する我が国の教育機関からも多くの参加がありました。特に、長岡技術科学大学を中心に構築されたe-learning高等教育連携のネットワークに基づき、岐阜高専の小川信之教授をリーダーとするチームが大きな存在感を示しました。チームには、仙台高専の矢島邦昭教授、小山高専の鈴木真ノ介教授、阿南高専の松本高志教授、多田豊准教授など、各高専の専門家が名を連ねています。
小川信之教授がリードする招待セッションは、本会議の中でも最大級のセッションのひとつとなり、高専の枠を超えて世界中の大学からの参加者が集まり、Smart Educationに関する活発な議論が展開されました。小川教授と連携しているClarkson大学のDana M. Barry教授、そして鈴鹿高専の兼松教授の三名は、過去のKES国際会議において基調講演を行った実績を持っています。
なお、来年のKES 2025は日本の大阪で開催される予定であり、e-learning高等教育連携のメンバーのさらなる参加と活躍が期待されています。この連携は、高専間および高等教育機関の協力関係を一層深め、国際的な教育・研究ネットワークの拡大に大きく寄与することが見込まれます。
参考までに、Clarkson大学のDana M. Barry教授が本会議に関して発表したプレスリリースを以下のリンクからご覧ください
Clarkson Professor Speaks at International KES Conference in Spain
今回の国際会議は、高専および高等教育機関の連携をより広範囲に推進する重要な機会となりました。