鈴鹿高専で令和5年度新素材キャンプを開催

独立行政法人国立高等専門学校機構 鈴鹿工業高等専門学校(三重県鈴鹿市 校長:竹茂 求 以下「鈴鹿高専」という。)において、新素材キャンプが8月28日(月)~30日(水)の2泊3日の日程で開催されました。マテリアル関連の先端機器に関心ある学生(専攻科生含む)・教員20名が参加しました。本年度はキャンプの初日にアイデアソンが行われ、企業の技術的な課題解決に向けて、学生たちだけで提案を行いました。2日目以降は昨年同様に、高度分析機器の実習会を行いました。

機器説明を受けるキャンプ参加学生

実施内容

8月28日(月)  

13時~16時30 アイデアソンin鈴鹿高専 

17時 アナウンス、解散 

 8月29日(火) 

    9時40分~10時30分 ラボツアー、設備見学

10時30分~12時 グループワークによる各装置の利用研修

13時~14時30分、各装置の利用研修 

14時40分~16時、研修終了後、グループワーク、発表資料の作成 

16時~17時 アナウンス、発表準備等  

 8月30日(水)  

9時30分~9時50分 招待講演 

講演 呉高専 町依蕗 様 呉高専プロジェクトデザイン工学専攻2年

10時~11時 析結果発表会 

11時10分~12時 クロージング

FE-SEMを操作する学生
共焦点レーザーを操作する学生

実習機器及び担当教員

 電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)       黒田大介 教授 

 超 解 像 共 焦 点 レー ザー 顕微鏡       平井信充 教授

 レーザーラマン分光光度計・赤外分光分析装置  兼松秀行 特命教授 

引率教員大分高専 徳丸和樹助教のコメント

今回のキャンプでは、普段は交流することのない他高専の学生や教員と触れ合い、普段と違う環境で新しい装置を動かすという、学生たちには非常に刺激になる経験が出来ていたと思う。
初日の企業を交えたアイデアソンでは、実際の企業で行われている課題解決のためのディスカッションを行いつつ、さらに初めて出会う他高専の学生との共同作業をしながら制限時間内に解決策をまとめるという、普段の学生生活では得られない貴重な体験が出来ていた。
普段の研究活動では教員の指示を受けて動くことも多く、どこか受け身な部分があったが、アイデアソンでは自主的に意見の発信や様々な意見のまとめなどを行う必要があり、普段とは全く違うテキパキと行動する様子を見ることが出来たと思う。
その経験を受けたからか、二日目のレクチャーでは積極的に学ぶ姿勢を見ることができた。最終日の成果報告では研究背景が足りないところを指摘されていたりもしたが、研究に対しての熱意が出てきたように思う。
今回参加した学生は全員進学する予定であるが、この経験を今後の勉強や研究活動に活かし、充実した学生生活を送って欲しい。

関連記事

  1. GEAR5.0マテリアル 佐世保高専―大分高専の研究交流活動を実…
  2. 鉄鋼協会フォーラム主催 2022年度第1回「スラグ新用途開発のた…
  3. KES 2024 国際会議における高専連携とClarkson大学…
  4. 兼松研究室の桜の季節の活動が世界最大の材料科学工学学会に掲載
  5. 橋本 良介准教授がGEAR 5.0プロジェクトでの功績を称えられ…
  6. 大分高専 常安助教が「一般社団法人日本写真学会2021年度論文賞…
  7. 「全国14高専が連携し、研究開発 」伊勢新聞(7月23日)
  8. 「高精度な制御装置の開発へ 」伊勢新聞(6月18日)
PAGE TOP