鈴鹿高専兼松特命教授との共同研究者であるロヨラメリーモント大学のNoorani教授が鈴鹿高専に来校、学生に講演を行いました

令和5年5月11日に米国カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロヨラメリーモント大学機械工学科のノラーニ教授(Rafiqul Noorani)が鈴鹿高専に来校し,竹茂校長への挨拶の後,学生向けに「ロボット:教育会と産業界の不思議」と題した講演を行いました.本講演は,卓越したグローバルエンジニア育成事業特別講義として配信され,同時にGEARマテリアルユニットK-Circuit委員会が協賛し,GEARマテリアル協力校の鶴岡高専,小山高専,呉高専,大分高専,また別のGEARユニットの中核校鳥羽商船にも配信されました.当日はNoorani先生の日本語も交えたユニークな講演に,学生も熱心にノートを取り,その後英語での積極的な質問がなされ,一同有意義かつ教育的な時間を過ごすことができました.

Noorani教授とマテリアルユニットリーダーの兼松特命教授との間では,3Dプリンターを使った生体材料用のポリマー材料の研究をしています.Noorani教授はアメリカ機械学会のフェローで,米国で一番最初に積層造形の本(Rafoq Mppramo. Rapid Prototyping – principles and applications, 2006, Wiley, Hoboken New Jersy, the USA)を出した人で,その道の権威です.最近では,2017年にさらに3D printingの本を出しています(Noorani, Rafiq. 3D printing: technology, applications, and selection. CRC Press, 2017.)Noorani教授と兼松教授は,アメリカ材料学会から招待されて,2022年にアメリカ材料学会(ASM International)のハンドブック23Aに解説記事を寄稿しました.そのダイジェスト版は同学会のジャーナル AM&Pの2022年の7月号に掲載されました.Kanematsu, Hideyuki, Dana M. Barry, Rafiqul Noorani, and Paul McGrath. “ADDITIVE MANUFACTURING: VAT POLYMERIZATION FOR MEDICAL APPLICATIONS.” Advanced Materials & Processes180, no. 7 (2022): 17-20.

関連記事

  1. KES 2024 国際会議における高専連携とClarkson大学…
  2. 鉄鋼協会フォーラム主催 2022年度第1回「スラグ新用途開発のた…
  3. 「全国の高専をまとめた仮想研究所?「GEAR5.0」プロジェクト…
  4. 【大分高専】地元企業と共同で「次世代パワーデバイス」の開発研究を…
  5. クラークソン大学でのセミナー開催 – 学生との活発な…
  6. 鈴鹿高専で令和5年度新素材キャンプを開催
  7. 「抗菌・抗ウイルス・抗バイオフィルム材料開発セミナー」を開催しま…
  8. NEDO若サポ事業採択 呉高専オープンラボメンバーと研究開始
PAGE TOP