GEAR5.0マテリアルユニットリーダーの兼松秀行特命教授(鈴鹿高専)が2022年4月初めにアメリカ材料学会(ASM International)のフェローに選ばれたが,その称号授与式が米国ルイジアナ州ニューオリンズ市で2022年9月に開催され,同教授は出席しその称号を同学会から授与され栄誉に浴した.ASM Internationalは世界最大かつ最もよく整備された材料情報学会として、会員をグローバルな同業者のネットワークにつなぎ、参考文献、データ、研究、教育コース、国際イベントを通じて信頼できる材料情報へのアクセスを提供し、問題解決や材料関連の成果の向上に貢献している1913年創立の世界的な材料科学・工学の学会である.その使命は,会員、会員が支援する組織、および材料コミュニティのために、教育、ネットワーク、専門能力開発を通じて、材料情報を収集、処理、およびグローバルに普及させることである.1969年、ASMは、材料科学と工学への卓越した貢献をした会員を表彰し、技術的・専門的リーダーを広く集め、学会のアドバイザーとして活躍する場を提供するため、Fellow of the Societyの名誉を創設した。以降米国を中心に,世界的に,材料科学・工学分野において顕著な活躍をしている研究者にフェローの称号を授与し,その活躍と功績をたたえている.兼松教授は2022年に,他の世界的な活躍をしているマテリアルサイエンティスト21名とともにフェローの称号を授与された.写真1は,壇上で他の新フェローと拍手する兼松教授.向かって左隣はニューヨーク大学のNikhil Gupta教授,右隣は熱力学計算ソフトで有名なThermo-Calcソフトウエアー社のPaul K. Mason社長.またもう一つの写真はASM International 2021年〜2022年会長のペンシルバニア州立大学工学部機械工学科教授Judith A. Todd教授から認定書を受ける兼松教授である.