JST(科学技術振興機構)科学技術コミュニケーション推進事業、地域産業が育てる未来の科学者「みえサイエンスネットワーク」の取組みとして、「サマ―サイエンスツアー2012」を開催しました。このイベントの特徴は『工場(施設)見学』と『科学教育イベント』をセットとし、理科や技術を学ぶ意味を深めること。今回のテーマは『未来の乗り物と海の科学』とし、小学5年生から中学3年生までの40人が参加しました。 桑原裕史副校長による開会挨拶から始まり、午前中に、兼松秀行教授、丹波之宏講師、平野武範講師による「科学の魅力を感じる講演会&実験」を行った後、本田技研工業(株)鈴鹿製作所での車の組立、三重県水産研究所鈴鹿水産研究室での伊勢湾の水産資源研究の見学を行いました。 その後、鈴鹿高専に戻り、「未来の扉を探す科学イベント」として、山田伊智子助教と山田太技術職員による太陽電池や燃料電池の実験、白井達也助教授と打田正樹助教によるロボットの実験、山口雅裕講師と伊東真由美技術職員と中川元斗技術職員による生物の実験を行いました。 参加者からは、「このようなイベントはこれまでなかったので、開催日が待ちどうしかった。」、「工場で実際のロボットの動きが面白かった。」「宇宙から海を調べるってすごいと思った。」「たくさんの実験や工場見学があり、学校で学んでいることの大切さがわかった。」などの意見が寄せられました。 取りまとめの大津孝佳教授は「本みえサイエンスネットワークを通じて、科学への関心と地域産業の理解を深め、今、学校で理科を学ぶ意義と伴に、未来へのロードマップを描いてもらえれば嬉しいです。」と語りました。
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