中学生Ene−1カー展示 2013年8月20日, 9月14〜17日, 10月25日, 11月10日,11月16日,12月12〜15日
8月20日(火)、国立高等専門学校機構主催でウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて開催された第11回全国高専テクノフォーラムの「高専ロボコン!実験工作!わくわく大集合!」に、Ene-1カーを出展しました。
このイベントは毎年開催される全国高専テクノフォーラムの開催に合わせて、青少年の「理科離れ」を改善すると共に高専を広く一般の人に知ってもらうために、今年度初めて開催された一般市民向けのイベントです。
展示では、「中学生エネワングランプリに挑戦!」と題し今年の春から三重県内の中学生37名により作製し8月4日に開催された「Ene-1
GP SUZUKA KV-40チャレンジ全国大会」で実際に鈴鹿サーキットを走行した電気自動車と、大会当日に車載カメラによって撮影されたサーキットを走行する様子、更にこれまでメディアにて紹介されたテレビ番組・新聞記事を展示しました。
イベントには名古屋市内の小・中学生が数多く参加し、サイエンスショーや工作を楽しみ、電気自動車の構造やサーキットを走行している様子を興味深く見学していました。また全国の高専関係者もサイエンスショーを観覧し、「中学生エネワングランプリに挑戦!」のイベントについて関係者へ熱心に質問していました。
9月14日(土)から17日(火)にかけて、鈴鹿市のショッピングセンター「鈴鹿ハンター」にて「鈴鹿市小・中学校児童生徒科学作品展」が開催され「中学生エネワンGPに挑戦!」の展示を行いました。
作品展の開催期間中約3500人が来場し、来場者は子供達の科学作品を熱心に見て回っていました。中学生達が、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)で作られたエネワンカーを目の前にして、「テレビや新聞で見ました」や、「ラジオで聞きました」など、多くの方々の関心を寄せていました。また市民の方からは「自動車産業、モータースポーツの街だからこそ、この試みは非常に良い。行政と連携して、是非、続けてほしい」との声が寄せられました。
「中学生エネワンGPに挑戦!」に参加した中学生達も、両親や兄弟と訪れ、実際に作って鈴鹿サーキットを走った車を家族に見せて、説明している姿も見られました。家族の方からも、同団体のイベントの後の家庭での会話の様子などを聞かせて頂き、地域教育や家庭教育の観点からの効果を垣間見る事が出来ました。
10月25日(金)には、鈴鹿市立白子中学校の文化祭に、Ene-1カーを出展しました。
11月10日(日)には、松阪市主催でさんぎんアリーナにて開催された「元気まつさか産業ビジリンピック」に、Ene-1カーを出展しました。このイベントは、松阪地域の企業や、地域にゆかりのある企業の優れた製品や物産、独自の技術を情報発信する場を作り、松阪市内外の多様な企業が持つ技術や優位性を広く市民や企業関係者にアピールし、新たな商品、サービス、技術等を持った様々な企業が一同に集う出会う場の提供とともに情報発信を行うというものです。
11月16日(日)には、三重県中学校技術・家庭科教育研究会主催で鈴鹿市立白子中学校にて行われる「創造アイディアロボットコンテスト三重県大会」にも中学生Ene−1カーの展示が行われました。この交流会には、みえサイエンスネットワークが開催した中学生がエネワンカーを自作してEne-1
GPに参加する企画「エネワングランプリに挑戦!」に参加した中学生もいることから、中学生が製作したエネワンカーの展示も大いに盛り上がりました。
12月12日(木)から15日(日)にかけて、ポートメッセ名古屋(名古屋国際展示場)で開催された名古屋モータショーに、JST(科学技術振興機構)の科学技術ネットワーク事業の一環として設立されたみえサインエスネットワークの「中学生エネワンカー」を展示しました。
この参加は三重県のモノづくり産業を支える中学生・高校生の取り組みの紹介として、三重県のブースでの展示が実現したものです。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で車体を製作したサイエンスジュニアBlueチームの「Blue
Deer」と、地域企業であるギルドデザイン社と連携した超ジュラルミンボディー製のサイエンスジュニアBlackチームの「Black
G」の2台を展示しました。
中部地区最大の自動車イベントとあって、4日間の来場者数合計は194,500人の賑わいを見せ、三重県での未来産業人材育成に向けた取り組みを全国に発信することが出来ました。
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