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Report > WEne-1GP_Making
4月20日(土)に、JST(科学技術振興機構)の科学技術ネットワーク事業の一環として設立された「みえサイエンスネットワーク」は、本校電気電子工学科と連携して、「夢の電気自動車が開く未来の扉『中学生エネワングランプリ』に挑戦!」のイベントをスタートさせました。 『中学生エネワングランプリ』とは、8月4日に鈴鹿サーキットで行われる電気自動車(エコカー)によるレース『Ene-1 GP SUZUKA KV-40チャレンジ』に三重県内の中学生達がチームを結成し、充電式単三電池40本を使用し、鈴鹿サーキットの3周走行を目指す車両を製作するものです。 県内10の中学校から集まった37名の中学生達は、高低差のある鈴鹿サーキット国際レーシングコースフルコース(5.807km)を、夢の電気自動車で挑みます。エネルギーマネージメントを競う研鑽の場に挑戦し、創意工夫の中で、電気自動車のデザイン、製作、サーキット走行方法、パワーマネージメントなど、今後重要な電気自動車の仕組みの理解、走行での実践を通じて、生きた科学技術を学んでいきます。本校電気電子工学科の学生達も、中学生達をしっかりとサポートし、実際に鈴鹿サーキットという国際的レーシングコースを舞台に、世界に羽ばたく未来の科学者・技術者の育成を応援します。 今回製作するマシンは、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維と樹脂との複合材料の炭素繊維強化プラスチック)の技術を使用します。4月20日(土)、21日(日)、27日(土)、28(日)、5月3日(金)、5月4日(土)の6日間でカーボン繊維の切断、接着の作業から、組立て、電気配線、走行までを、本校に改装されたクリエーションセンターで、夢の電気自動車の製作を行います。 4月20日(土)の開会式では、本校の新田保次校長、鈴鹿サーキットの古畑博志テクニカルセンター所長のご挨拶の後、参加した中学生や引率の先生、電気電子工学科の学生達、来賓のギルドデザイン社の松葉真一氏、寺井健二氏等の紹介が、楽しい雰囲気の中行われました。 その後、クリエーションセンターで、ボディ・シャーシの素材の切り出しを行い、電気電子工学科の山田太技術専門職員や4・5年生のサポートにより、作業は順調に進んでいきました。また初めて見る溶接を用いない電気自動車作りに、参加した中学生達は驚いていました。参加した中学生の一人は「切り出し作業は結構大変だったけど、楽しかったです。電気自動車が完成するのが楽しみです。」と語りました。
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