教養教育科 紹介
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「そのことにどのような意味があるのか?」を自分で考えて創造していくことです。原因を追究し、論理的に思考し、問題を解決する能力を養うことは、勉強だけではなく、皆さんの毎日や将来の役に立ちます。今の世の中で起こっている現象はそのほとんどが過去に原因がありますし、グローバル化した世界で活躍する皆さんには、日本に限らず広い視点から物事を捉えていく必要があります。高専の皆さんに特に関係する箇所、例えば、産業革命の詳細な歴史や、技術者として習得しておくべき倫理など、社会の科目を学ぶことを通じ、必要な知識や能力をしっかり身に付けられるように取り組んでいます。高専でも1年生から3年生まで国語は必修科目です。内容も普通高校と同じように古典、漢文から、漢字、スピーチ、敬語、履歴書の書き方まで幅広く学習します。大切にしているのは「国語は作者(人)の気持ちを考える教科です。思いやりもある優しい学生を育てたい」ということです。文学作品は作者の⼼の叫び声そのものです。作品を〈読む〉ということは、作者が何に苦悩していたのか。を聞くということです。悩みのない人生はありません。皆さん一緒に作者の声に⽿を傾けましょう。社会の科目は単なる暗記だと思われがちですが、実は大切なことは「なぜそうなったのか?」文学が好きな学生と三重県立美術館を訪問国語歴史・地理・政治経済代表的な科目や取り組みの紹介:人文・社会科学

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