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理念と目標

建学の精神

創設以来、“技術者はすべからく紳士・淑女たれ”という考え方が本校の教育の基底にある。 専門教育の一層の高度化や創造力の育成が強く求められる現代であっても、 知・徳・体バランスの取れた人間教育(全人教育)を重視することに変わりない。それが鈴鹿高専の建学の精神である。

本校の使命

本校は、技術者養成に関する地域の中核的教育機関として我が国の産業の発展を支え、グローバルに活躍する人づくりと、新しい価値の創造により広く地域と社会の発展に貢献する。

教育理念

  • 広い視野から価値判断ができ、技術者精神を備えた豊かな人間性を涵養する
  • 科学技術に関する高い専門知識と技術に基づく深い洞察力と実践力を育成する
  • 未知の問題に果敢に挑み、新たな価値を創造する力を育てる
  • 心身を鍛え、己を確立し、自ら未来を切り拓く力を育てる

養成すべき人材像

  • 生涯にわたり継続的に学修し、広い視野と豊かな人間性を持った人材
  • 高い専門知識と技術を有し、深い洞察力と実践力を備えた人材
  • 課題探究能力と問題解決能力を身に付けた創造性豊かな人材
  • コミュニケーション能力に優れ、国際性を備えた人材

教育方針

学科(準学士課程)

5年一貫の教養教育及び実践的工学教育により、創造性豊かな実践的技術者として将来活躍するための基礎的な知識と技術及び生涯にわたり学習する力を身に付けた人材を育てる。

専攻科課程

  • 幅広い基礎技術と高度な専門知識を有し、広い視野から社会の変化に的確に対応できる技術者を育成する。
  • 新しい価値を創造する力を備え、研究開発能力、課題探求能力を有し、社会に貢献できる意欲的な技術者を育成する。
  • 社会に対する責任を自覚でき、優れた倫理観をもった技術者を育成する。
  • 日本語及び英語によるコミュニケーション能力をもった技術者を育成する。

教育目標

学科(準学士課程)

教養教育の目標

豊かな人間性と社会性を涵養し、広い視野からの問題把握と価値判断ができる力を培う。また、自然科学及び情報処理の知識を習得させるとともに、英語によるコミュニケーション能力を育成する。

専門教育の共通目標

準学士課程の教育を実施し、高い専門知識と豊富な実験技術を養う。

機械工学科の目標

機械工学に関する理論と知識(材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産、機械とシステム等)、実験技術を習得させるとともに、応用・展開力、創造性を養う。

電気電子工学科の目標

電気電子工学に関する理論と知識(電気磁気学、電気・電子回路、エネルギー・電気機器、物性・デバイス、計測制御、情報・通信) 並びに全学年にわたって系統的に配置した実験・実習科目により実践的な技術を習得させ、創造性を養う。

電子情報工学科の目標

電子情報工学に関する理論と知識(電気磁気学、電子回路、電子工学、電子制御、ソフトウェア工学、計算機工学、情報通信ネットワーク等)及び実験技術並びにそれらの融合化技術に関する知識を習得させるとともに、創造性を養う。

生物応用化学科の目標

化学に関する理論と知識(無機化学系科目、有機化学系科目、分析化学系科目、生物化学系科目、物理化学系科目等)及び応用化学あるいは生物工学に関するコース別専門知識(工業化学系科目、化学工学系科目、設計・システム系科目、環境工学系科目、細胞工学系科目、遺伝子工学系科目、生体材料工学系科目等)並びに豊富な実験技術を習得させるとともに、創造性を養う。

材料工学科の目標

材料工学に関する理論と知識(材料の物理と化学、材料の構造・設計・物性・機能、製造プロセス等)及び豊富な実験技術を習得させるとともに、それらを応用して材料に関連する諸問題を解決できる創造性を養う。

専攻科(専攻科課程)

総合イノベーション工学専攻の教育目標

より高度で幅広い専門知識や創造力、判断力を身に付け、科学技術の分野でグローバルに活躍できる実践的技術者を育てる。また、研究開発能力、課題探求・問題解決能力、技術者倫理を含む総合的判断力、英語によるコミュニケーション能力の育成を図り、技術開発の場で新たな価値を創造する力を育てる。

環境・資源コース

地球温暖化や酸性雨に代表される環境問題、自然環境破壊抑制のための環境保全、バイオマス・ 鉱物・水•生物・海洋等各種天然資源の有効利用、環境調和型資源リサイクリングによる循環型社会の構築等を行うために、機械、電気・電子、情報・通信、生物、化学、材料等の幅広い分野の中から複数の分野を融合・複合させた分野横断的教育プログラムで達成される能力を身につけた創造的実践的技術者を養成する。

エネルギー・機能創成コース

次世代の新エネルギー開発、その安定供給、輸送や利用における効率化や関連機能材料等に関わる技術開発を行うために、機械、電気・ 電子、情報・通信、生物、化学、材料等の幅広い分野の中から複数の分野を融合·複合させた分野横断的教育プログラムで達成される能力を身につけた創造的実践的技術者を養成する。

ロボットテクノロジーコース

自身の専門分野を軸としてロボットを構成する技術を高度化し、イノベーシ ョンの創出や革新的な応用技術を社会に還元するために、機械、電気・電子、情報・通信、生物、化学、材料等の幅広い分野の中から複数の分野を融合・複合させた分野横断的教育プログラムで達成される能力を身につけた創造的実践的技術者を養成する。

先端融合テクノロジー連携教育プログラム

本校専攻科と国立大学法人豊橋技術科学大学がそれぞれの強みをもつ教育資源を有効に活用しつつ、教育内容の高度化を図り、実践的・創造的能力を備えた指導的技術者を養成する。