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鈴鹿工業高等専門学校 - 創造力豊かな国際社会に通用するエンジニアを育成 > 校長挨拶

校長挨拶

 

地域に根差し、世界に羽ばたく、クリエイティブな鈴鹿高専
地域から信頼される高専を目指して

 鈴鹿高専は1962年に国立高専の一期校として発足し56年目を迎え、次なる50年に向け進化する高専として、教職員一丸となって再出発しています。私は節目の50周年記念式典の年に校長に就任し、早6年目を迎えました。今年度の卒業生の就職については、順調に推移し、10月には希望者の100%が内定しました。進学においても、専攻科入学、大学編入学、大学院進学において、ほぼ100%が進路を決定しています。進学率は、昨年と同様、約40%となっています。

 今春以降の学生の活動では、各種体育大会や文化行事、学会、そしてロボット、プログラム、デザイン、小水力発電などの各種コンテストやエコカーレースなどがあり、優秀な成績を修めました。ロボコンでは東海・北陸地区大会において技術賞、特別賞を頂き、全国大会への出場を勝ち取りました。プログラムコンテストでは、本選に出場し自由部門敢闘賞を受賞しました。体育系においても高専全国体育大会で、陸上競技では男女とも個人優勝を数多く勝ち取り、優秀な成績を修めました。バスケットボール女子は、昨年の雪辱を果たし優勝しました。剣道も男子団体が準優勝、女子個人で優勝を勝ち取りました。さらに全国高専将棋大会においても、男子個人で準優秀となりました。このように文武両道を掲げる本校の学生諸君が教職員の支援のもと立派に力を発揮していることを校長として誇りに思っています。

 地域に向けての発信では、ものづくり体験教室にオープンカレッジ、県下の中学生を対象にした鈴鹿高専杯争奪柔剣道大会や英語暗誦&スピーチコンテスト、高専祭などと多彩な催しを実施し、中学生をはじめとした地域の人々に喜んでいただくとともに、これらのイベントへの参加を通じて本校への理解を深め、入学された学生も少なくない状況です。

 国際交流も活発に行っており、今年も本校の学生が、米国・オハイオ州立大学やカナダ・ジョージアン技術大学、中国・信息職業技術学院に研修に行きました。さらに、10月には2年生全員がシンガポールへ、11月にはドイツ・ハノーバー大学への研修も予定しています。ドイツへの研修の際には、本校と連携協定を結ぶため、私も出張を予定しています。

 教育では、高専機構が文部科学省の協力を得て行う、ロボット人材育成事業の拠点校として3年目を迎え、他高専の協力を得つつ、実践的で効果的な教育プログラムづくりに邁進しています。さらに、情報セキュリティ人材育成事業の実践校としては2年目を迎えました。このように、時代の先端を行く「ロボット」と「情報セキュリティ」の技術の開発とそれを担う人材育成という使命も背負ってがんばっています。

 さらに、今年度から始まった“KOSEN(高専)イニシアチブ4.0”の公募型プロジェクトでは、採択率6割の難関を潜り抜け、「卓越したグローバルエンジニア育成事業」と「産業界が求めるロボット技術者を育成するロボット工学教育」の二つを獲得でき、現在、この事業に本校構成員は一丸となって取り組んでいます。

 研究面では、企業との協働を活発にすすめるため、鈴鹿高専テクノプラザを開設し5年目を迎え、会員も着実に増加しています。会員企業の支援のもとに今年も高専祭での優秀な学科展示に対して表彰を行うとともに、企業との共同研究推進のため教員に奨学金の提供、学生の海外研修に対する旅費支援なども行っていただいています。SUZUKA産学官交流会での活動においては、今年はロボットテクノロジーに水素、情報セキュリティを加えた研究交流サロンを本校が主催し、多くの学外の人に来ていただき最新技術を学んでいただくともに交流を深めています。

 最後に、今までのご支援に深く感謝申し上げるとともに、全国国立51高専のトップランナーとして頑張る所存ですので、引き続きご支援ご協力の程、よろしくお願いいたします。また、次代を担う中学生の皆さんには、鈴鹿高専は皆さんの夢を膨らませ育てるところですので、奮って多くの方の受験をお願いしたいと思います。

2017年10月 鈴鹿工業高等専門学校長 工学博士 新田 保次